春になると、冬のように乾燥に苦しめられることも夏のように湿気に悩まされることもなく、ナチュラルなヘアを楽しめます。
その一方で、『春になると髪がごわつく、抜け毛が増える』という春特有の髪と頭皮のトラブルが存在するのです。
今回は春トラブルの原因とヘアケアをご紹介します。
こんな方にオススメ!
- 春のヘアダメージや頭皮トラブルを知りたい!
- 春に効果的なケア方法を知りたい!
- 知らないうちに起きているダメージを減らしたい!
春に気を付けたい髪&頭皮トラブル
春特有の髪や頭皮のトラブルの原因は気候の変化が大きく関係してきます。
暖かくなって気持ちがいいからと気を抜かず、どんなトラブルがあるのか見ていきましょう。
春は紫外線が強くなる
春に髪がパサついたりごわついたりする原因の1つは、だんだんと強くなってきた紫外線の影響です。
春は紫外線に含まれるUVAが多くなり、髪の内部まで影響します。
紫外線によって髪内部のタンパク質の結合が切れ、髪自体が脆くなってしまうのです。
髪も肌と同様、日焼けするという認識でいると良いでしょう。
髪が日焼けするとどうなるの?
髪が日焼けすると、ダメージやヘアカラーの褪色につながります。
紫外線はキューティクルに大きな影響を与え、剥がれやすくしてしまうのです。
キューティクルが剥がれると、髪内部の水分が蒸発してパサつきやごわつきが生じます。
さらに紫外線は髪を構成しているアミノ酸を酸化させる作用があり、それにより髪のケラチンタンパクをダメージさせ、切れ毛を起こすのです。
また、紫外線にはメラニン色素を分解する力があり、髪の色素を変色させます。
ヘアカラーをしている髪は、そうでない髪に比べてメラニン色素が少ないため、より影響を受けてしまうので特に注意が必要です。
風が強くなり、乾燥や汚れの原因に
春になると風が強くなり、常に髪が風にさらされる状態になります。
それにより髪が乾燥してしまうことも珍しくありません。
さらに春風に乗って埃や花粉が飛んできて、髪や頭皮に付着してしまいます。
髪や頭皮に埃や花粉が付着すると、髪のパサつきやごわつきになり、さらには毛穴の詰まりの原因となり頭皮のかゆみなどにつながってしまうので注意が必要です。
気温の上昇に伴って汗や皮脂の分泌が多くなる
気温が上がってくると汗をかきやすくなり、それと同時に皮脂の分泌も多くなります。
皮脂汚れが頭皮のベタつきや毛穴の詰まりを引き起こし、嫌なニオイや抜け毛などの原因にもなってしまうのです。
また、汗をかきやすい頭皮は菌が繁殖しやすく、頭皮のかゆみや炎症を引き起こすこともあります。
頭皮トラブルや改善方法を詳しくチェック!
春の髪&頭皮トラブルの対策
ではそんな春特有の髪&頭皮トラブル、どのようにケアしたら良いのでしょうか?
ドラブルの原因である『紫外線』、『花粉やホコリ』、『皮脂汚れ』。
これらの正しい対策を順にご紹介します。
紫外線によるトラブルの予防とケア
まずは紫外線のダメージを極力減らすために、予防をしましょう。
予防策としては直接紫外線を浴びないために、日傘や帽子の使用が効果的です。
UVカット加工されているものを選びましょう。
日傘はどこでも日陰を作れ、ヘアスタイルも崩さなくてすむので特に女性にはオススメです。
帽子を被るときは、頭皮が蒸れないように通気性の良いものを選ぶとGood。
また、髪用のスプレータイプの日焼け止めを使うのもオススメです。
お出かけ前にシュッとひと吹きするだけで、手軽に紫外線予防ができます。
花粉やホコリによるトラブル予防とケア
花粉やホコリなどの汚れが付着してしまった髪は、しっかりとシャンプーで洗い流すことが大切です。
ですがその前に、ブラッシングであらかじめある程度の汚れを浮かせておきましょう。
そうすることでシャンプーで汚れを落ちやすくすることができます。
シャンプー前のすすぎは38℃程度のお湯でしっかりと行いましょう。
熱すぎるお湯ですすいでしまうと、頭皮や髪に必要な油分まで落としてしまい、頭皮トラブルや髪のダメージにつながります。
シャンプーをするときは、ゴシゴシ洗わずに頭皮をマッサージするように丁寧に洗うことが大切です。
皮脂汚れによるトラブルの予防とケア
皮脂などの頭皮の汚れをケアする最も大切なことの1つがシャンプーです。
クレンジング効果が高く、かつアミノ酸系が主成分になっているシャンプーを使用しましょう。
シャンプーする際は、頭皮をマッサージするように洗うことで毛穴の汚れを浮かせて洗うことができます。
注意点として、すすぎのお湯の温度の適温は38℃程度で、熱すぎる温度のお湯で洗ってしまうと、頭皮や髪に必要な油分も落としてしまうのです。
そのため、身体がバリアを張ろうとし、かえって皮脂の過剰分泌に繋がってしまうので注意しましょう。
また、頭皮用の化粧水の使用もオススメのケア方法です。
頭皮用の化粧水を使用することで日焼けを沈静化し、頭皮の潤いを保つことができるので、皮脂の過剰分泌を防ぎ頭皮環境を整えることができます。
まとめ
春は意外と髪や頭皮のトラブルにつながることが多い季節です。
紫外線や花粉、皮脂汚れなど…
目に見えないものだからこそケアをおろそかにしてしまい、気づいた時には『ダメージが進行している』なんてこともあるかもしれません。
しかし正しいケアを知っていればきちんと対策でき、キレイな状態でヘアスタイルを楽しむことができます。
ぜひ参考に、お試しください!