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【長風呂さん必見!】美容師流・ヘアケアにおけるお風呂での注意点と効果的方法

みなさんお風呂はいつも湯船に浸かりますか?

シャワーだけという方もいらっしゃると思いますが、半身浴で長風呂するよ〜って方もいらっしゃるかと思います。

中には、お風呂で読書してま〜すなんて強者もいるかもしれません。

ヘアケアの観点から、長風呂はどんな影響があるでしょうか。

お風呂での注意点や効果的なケア方法を知って、お風呂タイムを有意義にしましょう!

目次

お風呂の美容効果

まずはお風呂での美容効果にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

よくシャワーだけで済ませるよりも、湯船に浸かった方がいいと言われているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

湯船に浸かった方がいい理由としては

  • 体の巡りをよくする
  • 睡眠の質を高める
  • お肌の調子が整う
  • 自律神経が整う

などが挙げられます。

その美容効果の内容を少し掘り下げて見ましょう。

体の巡りをよくする

お風呂の温熱効果で、全身の血液が温まり深部から体を温めることができます

これにより、冷え性の解消に効果的です。

また、水圧によるマッサージ効果でむくみ改善やダイエット効果も期待できます。

睡眠の質を高める

温まった体温がゆっくりと下がっていくことで、副交感神経を優位にさせます

副交感神経が優位になることで睡眠の質も上がり、熟睡することができるのです。

睡眠の質が高いほど、美容にとっても大切な『成長ホルモン』の分泌を促してくれるので、体の疲れを癒すためにも美容のためにも、睡眠の質を上げることは重要になります。

お肌の調子を整える

今日ではデスクワークや運動不足などで、血行不良になっている方が多くなっています。

血行が悪くなると、体の老廃物の循環も滞り細胞にも栄養が回らなくなってしまい、体やお肌が不調になるのです。

お風呂にゆっくり浸かり体が温まることで血行が良くなり、お肌のターンオーバーを正常にしたりクマやくすみの緩和にも繋がります。

さらに、体を温めることで全身の毛穴が開き、汚れを落としやすくすることができるのです。

自律神経を整える

お風呂の浮遊効果により、体が受ける体重は陸上の10分の1になると言われています。

体幹部の筋肉や関節、下半身の緊張を和らげることで疲れを癒やし、リラックスできるのです。

それにより自律神経が整い、イライラや不安感を解消することもできるでしょう。

お風呂での注意点

美容のメリットがたくさんあるお風呂も、実は気をつけないと逆効果になってしまうこともあるのです。

湯船に浸かる際に気をつけたほうが良い点は

  • 半身浴より全身浴
  • 温度は38℃〜40℃
  • 長すぎる入浴は脱水症状に

などが挙げられます。

美容には半身浴より全身浴

湯船に浸かるメリットは『体を温める温熱効果』『むくみ改善やダイエットにも効果的な水圧によるマッサージ効果』『疲労回復、リラックスにもなる浮遊効果』です。

半身浴ではこれらの作用が全身浴よりも小さくなるため、美容の観点から言えば全身浴の方が良いと言えます。

湯船やシャワーの温度は38℃〜40℃が適温

熱いお風呂が好きな方もいらっしゃると思いますが、高すぎる温度の湯船やシャワーは心臓に負担をかけてしまいます

また、お肌や髪に必要な油分も奪ってしまうため、お肌の乾燥や髪のダメージにもつながってしまうのです。

さらに42℃を超える温度のお湯では交感神経を優位にさせてしまい、リラックスすることはおろか、逆に体を興奮状態にしてしまいます。

38℃〜40℃の、じんわり汗をかく程度の温度がオススメです。

長すぎる入浴は脱水症状を招く

浴室は湯船の蒸気で満たされているため、ミストサウナのようで美容にも良いと思っていませんか?

実は長時間の入浴は体の水分をどんどん奪ってしまうのです。

38℃〜40℃のお湯で15分〜20分を目安に入浴すると、細胞レベルで免疫力がアップするという研究結果もあります。

それ以上の入浴は脱水症状を起こし、貧血やめまいなどを引き起こしてしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、濡れている状態の髪はキューティクルが開いているので、そのまま放置してしまうと髪の内部の水分や栄養素が蒸発してしまいます。

たまにトリートメントをつけてターバンし、半身浴でゆっくり浸かるという方もいらっしゃいますが、トリートメントの栄養が髪に浸透できる量は決まっているので、やはりヘアケアにおいても長すぎる入浴は避けた方が良さそうです。

バスタイムを活用してヘアケア

入浴による美容効果と注意点を踏まえて、ここからはバスタイムを活用したヘアケアの流れをご紹介します。

ヘアケアの流れは

  1. しっかりと予洗いを行う
  2. シャンプーをしっかり泡立てる
  3. 頭皮をマッサージする
  4. しっかりとすすぐ
  5. トリートメントをつけてコーミング
  6. 洗面器を使って乳化してからすすぐ

この6工程で行いましょう。

1.予洗いはしっかりと行う

シャンプー前の予洗いは、しっかり行うのがポイントです。

皮脂やホコリなどの汚れの約7割程度は、この予洗いで落とすことができます。

髪や頭皮に必要な油分を奪わないために、シャワーの温度は38℃の設定がオススメです。

2.シャンプーはしっかり泡立てる

シャンプーの泡は髪同士の摩擦を軽減してくれる効果があるので、しっかりと泡立てます。

スタイリング剤などの影響で泡立ちが悪い場合は、1度すすいでから再度シャンプーを行いましょう。

シャンプー剤は、髪に負担をかけない優しい洗浄力のアミノ酸系シャンプーがオススメです。

どうやってシャンプーを選べばいいの?

シャンプー選びの方法はこちら

【市販シャンプーとサロンシャンプー】美容師がシャンプーの選び方を詳しく解説

3.頭皮のマッサージを行う

シャンプーがしっかり泡立ったら、指の腹を使って頭皮をマッサージしましょう。

シャンプーの泡とマッサージの相乗効果で汚れをしっかり浮かせて落とすことができます。

しっかり頭皮を動かすように円を描きながら下から上へと引き上げるようにマッサージするのがポイントです。

頭皮を引き上げてあげることで、お顔のたるみを軽減し、リフトアップ効果も期待できます。

4.しっかりとすすぐ

すすぎはこれでもかと言うくらいしっかりと行いましょう。

シャンプー剤のすすぎ残しがあると、毛穴の詰まりによる頭皮トラブルや、ニオイの原因にもなってしまいます。

特に耳周りや襟足、生え際などはすすぎ残しの多い場所になるので、意識してしっかりすすぐようにしましょう。

5.トリートメントをつけてコーミング

トリートメントは毛先を中心につけてください。

頭皮や根元についてしまうと、トリートメントの重みで髪がペタッとしてしまったり毛穴の詰まりの原因になってしまいます。

トリートメントをつけたら、髪の毛1本1本に満遍なく伸ばすように粗目のクシでコーミングしましょう。

細かい目のクシだと、キューティクルにダメージを与えてしまう可能性もあるので、粗目のクシでとかすのがオススメです。

6.洗面器を使って乳化してから流す

トリートメントをつけたら、洗面器などにお湯をためます。

そこにトリートメントが付いている状態の髪を入れると、トリートメントがお湯に流れていくので、そのお湯をまた髪につけて馴染ませてください。

何度かお湯をつけて馴染ませていくと、髪の触り心地が変わってきます

手触りが変わってきたら、シャワーで普通にすすぎましょう。

この工程(乳化)を行うことで、より髪にムラなくトリートメントを浸透させることができます。

普通にトリートメントして流すよりも大幅に髪にツヤと潤いを与えることができるのが、この乳化です。

実際に私のお客様で、自宅で乳化を行なっている方の髪はとてもツヤツヤになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は美容の観点からの入浴法をご紹介しました。

  • お風呂の美容効果
  • お風呂での注意点
  • バスタイムを活用したヘアケア

これらを参考にして健康的に、美しい髪を育んでいきましょう!

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このサイトを運営している人

原宿や港区エリアでスタイリストとして経験を積み、全国屈指の美容師向けカットセミナー講師としても活動しました。
現在は山梨県に拠点を置き、美容師として山梨と恵比寿・代官山エリアを行き来しながら活動中。

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