ヘアオイルは髪をダメージから守ってくれたり、スタイリングの質感を作ってくれたりとかなり万能なアイテムです。
その使いやすさから、愛用している方も多いのではないでしょうか?
しかしその種類の多さから、何を使えばいいか困ってしまいますよね。
ヘアオイルには用途別に『洗い流さないトリートメント用』と『スタイリング用』の2種類があります。
使い分けがうまくできていないと、思った通りに仕上げることができません。
正しい使い方をマスターして、おしゃれなヘアスタイルを楽しみましょう!
こんな方にオススメ!
- ヘアオイルにケア用とスタイリング用があるのを知らなかった!
- ヘアオイルの使い分けをしてより美しい髪になりたい!
- ケア用とスタイリング用の違いを知りたい!
ヘアオイルの主な効果
ヘアオイルは、その名の通り油を主成分としたアイテムです。
ダメージケアや保湿、スタイリングと様々な用途で使用することができますが、髪が広がりやすい方やクセ毛の方には特におすすめできます。
まずヘアオイルの主な効果について見ていきましょう。
熱やダメージから髪を保護する
ヘアオイルのメインの効果と言っても過言ではないのが、ドライヤーやアイロンの熱から髪を保護すると言う効果です。
オイルが髪表面をコーティングし、外部の摩擦などの刺激から守ってくれる働きもあります。
また、帯電防止効果もあるので冬場の静電気を抑えてくれる効果も期待できるでしょう。
コーティングによる保湿効果
髪表面をオイルがコーティングすることによって、髪内部に水分を閉じ込める働きがあります。
それにより、乾燥やダメージによる髪のパサつきを抑え、潤いを保つことができるもの特徴の1つです。
ブリーチやパーマなどでダメージした髪の保湿にも効果を発揮します。
仕上げのスタイリングでの質感作り
ヘアオイルは広がった髪のボリュームダウンや、濡れた質感を作るスタイリングでも大活躍します。
ウェットなツヤ感やナチュラルな束感を作りたい時にはぴったりなアイテムです。
まとまりのあるストレートスタイルから、巻髪まで幅広くスタイリングすることができます。
ヘアオイルの使い分け
ヘアオイルには主にヘアケア目的の『洗い流さないトリートメント』と仕上げ目的の『スタイリング剤』の2種類あります。
洗い流さないトリートメント用は髪にスッと馴染むように作られており、スタイリング用は馴染まず髪に残る、いわばワックスと同じと考えてください。
この目的と用途を間違えるとベタベタになってしまったり、うまくスタイリングできなくなったりしてしまうので注意が必要です。
見分け方としては、商品のラベルを見てみましょう。
『洗い流さないヘアトリートメント』や『ヘアトリートメント』と記載があればヘアケア用の商品です。
『スタイリング剤』や『ヘア・ボディ用オイル』など全身に使えます的な記載があるものはスタイリング用となります。
では実際のそれぞれの使い方を見ていきましょう。
洗い流さないトリートメントの使い方
洗い流さないトリートメントのオイルは、髪を洗った後、ドライヤーで髪を乾かす前に使用します。
まずしっかりとタオルドライした後に、荒い目のクシで髪をとかしてください。
クシで綺麗に髪を整えておかないと、オイルを髪全体に均一につけることができなくなってしまいます。
綺麗に髪を整えたら、手のひら全体にオイルを伸ばし、髪の中間から毛先に手ぐしを通すようにつけていきましょう。
髪の内側も表面もムラなくしっかりつけてください。
ハチ周りが膨らみやすい方は、ハチを起点に上下に分け、下の段の根元付近にもオイルをつけてあげるとボリュームダウンできます。
この時、地肌にはつかないように気をつけましょう。
髪全体に均等につけることができたら、再度荒目のクシでとかしていきます。
そうすることで、より均一に髪に伸ばすことができ、まとまりが良くなりますよ。
ここまでできたら、ドライヤーでしっかりと髪を乾かしましょう。
洗い流さないトリートメント用のオイルは、自然なツヤ感を出すためにスタイリング剤の代わりとして使用することもできます。
美容師がオススメするケア用ヘアオイルを知りたい!
スタイリングオイルの使い方
スタイリング用のオイルは髪が乾いている状態のスタイリング時にワックスの代わりとして使用します。
ストレートスタイルから巻き髪スタイルまで幅広く使用することが可能です。
洗い流さないトリートメントと異なり、かなり重めの質感で作られているので、使用量には気をつけましょう。
つけすぎてしまうとベタベタになって髪を洗ってない人のようになってしまいます。
後から付け足すことができるので、最初は少量からつけるのがおすすめです。
髪全体にしっかりムラなくつけることで、毛束が1つ1つまとまってパラパラになり、ウェット感のあるおしゃれな質感を楽しむことができます。
巻き髪スタイリングの際、巻きを崩さずにスタイリングするポイントは、ストレートスタイルよりもオイルの量をやや少なめにすることです。
また、そのオイルの重みから髪の広がりを抑える効果もあるので、ダメージやクセで髪が膨らみやすい方はぜひ使ってみてください。
スタイリング用オイルの注意点は、髪にスッと馴染んだり揮発したりしないので、ドライヤー前にトリートメント代わりに使ってしまうとギトギトになって髪が乾かなくなってしまう点です。
まとめ
ヘアオイルはヘアケアからスタイリングまで幅広く使える万能アイテムです。
しかし、『洗い流さないトリートメント』と『スタイリング剤』の2種類を目的別に使い分けないと効果を発揮することができません。
ドライヤー前には洗い流さないトリートメントでしっかりヘアケアし、お出かけ前にスタイリング用オイルを使ってオシャレを楽しみましょう!