せっかくかわいいヘアスタイルにしてスタイリングも頑張ったのに、よく見たらアホ毛がある…!
なんて経験はありませんか?
アホ毛のせいでヘアスタイルも気分も台無しですよね。
今回はそんなとっても気になるアホ毛の抑え方を美容師目線でご紹介します!
こんな方にオススメ!
- いつもアホ毛が気になる!
- アホ毛の抑え方を知りたい!
- アホ毛を気にせず好きなヘアスタイルを楽しみたい!
- アホ毛ができなくなる方法を知りたい!
アホ毛ができる原因
そもそもアホ毛ができるのはなぜでしょうか?
アホ毛ができてしまう原因は主に『カットのすき具合』『ダメージによる切れ毛』『毛穴の変形』『新しく生えてきた短い毛』の4種類があります。
それぞれ細かく見ていきましょう。
すきすぎに注意!カットによるアホ毛
カットによってアホ毛ができてしまうパターンとしては量のすきすぎが原因です。
髪をすくというのは1束に対して、一定の位置から間引くように短い毛を作っていきます。
それにより毛先にいくにつれて軽くなる、という仕組みです。
髪の毛は重力に沿って下に降りていますが、短くなればなるほどピンと立ち上がる力が強くなります。
少し極端な例ですが、坊主の髪型が少し伸びたのを想像してみてください。
イガグリのようにツンツンになっているのが思い浮かぶと思います。
すいた短い毛が多ければ多いほど、ピンピンと表面にアホ毛が出てくるのです。
カットによるアホ毛の改善策
すいた短い髪の多さがアホ毛の原因となります。
美容室でオーダーするときは、やたらと“すいてほしい”とは言わないようにしましょう。
量を軽くしたい場合は、ヘアスタイル自体に軽さのあるレイヤースタイルがおすすめです。
切れ毛が逆立つ!ヘアダメージによるアホ毛
無理なブラッシングやアイロンの使いすぎ、ブリーチやパーマなどヘアダメージの要因はたくさんありますね。
髪はダメージを起こすと内部のタンパク質が流出し、スカスカになってしまいます。
その結果、髪に強度がなくなってしまい『切れ毛』になってしまうのです。
切れて短くなった髪がアホ毛として表面に出てきます。
ヘアダメージによるアホ毛の改善策
ヘアダメージによるアホ毛を減らすには、日々のケアを怠らないようにすることが大切です。
ゴシゴシ強くシャンプーをしたり、髪を乾かさずに寝てしまうのも切れ毛の原因になるので気をつけましょう。
自宅でできるヘアケアの基本を抑えよう!
また、強くヘアゴムで髪を長時間縛るのも、髪に大きな負担を与えてしまいます。
髪を縛るときは優しく、髪に負担のかからないシュシュなどを使用するのがベターです。
頭皮の老化!?頭皮のたるみや毛穴の詰まりによるアホ毛
年齢を重ねていくとお顔がたるんでくるように、頭皮もたるんでくるのです。
頭皮がたるんでくると毛穴が変形し歪な形になって、そこから生えてくる髪にうねりが生じます。
うねった髪は、まっすぐな髪よりも跳ねたり飛び出しやすかったりと、アホ毛の要因となるのです。
また、皮脂汚れなどによる毛穴の詰まりも毛根を押しつぶし、毛穴の出口の形を歪にさせてしまいます。
それにより、うねってアホ毛になってしまうのです。
毛穴の変形によるアホ毛の改善策
毛穴の変形によって生じるアホ毛の改善策としては、シャンプー時の頭皮マッサージが有効になります。
頭皮のたるみは頭頂部から始まるので、指の腹で円を描くように下から上へマッサージするのが効果的です。
シャンプー時にマッサージを行うことで、毛穴の汚れを揉み出してきれいに洗うことができます。
約3〜5分くらいマッサージすると良いでしょう。
新しく生えてきた成長途中の髪
髪には生えてから伸びていく『成長期』と成長が止まる『退行期』、そして抜け落ちる『休止期』という3つのサイクルがあります。
このサイクルは髪の毛1本1本異なり、当然新しく生えてくる髪が何本とありますが、その中の成長し初めの短い髪がアホ毛となって表面から出てきます。
成長過程なので絶対的な改善策はスタイリングでどうにかするしかありませんが、他の原因との見分け方は『細くて弱々しくなく、ジリジリとうねってもいない』のが特徴です。
ただし、だからと言って安心せずに、きれいに伸ばしていくためにヘアケアや頭皮環境を整えてあげることは大切になってきます。
気になるアホ毛の対処法
アホ毛の対処法にはケアをして根本的にアホ毛を減らす方法と、スタイリングによってアホ毛を抑える方法があります。
ケアをしながらアホ毛自体を減らしつつ、日々のスタイリングで目立たなくするのがおすすめです。
しっかり髪を保湿する
ダメージを受けてしまった髪は水分や油分が減少し、パサパサしてきます。
ダメージが進行すると切れ毛を生じてアホ毛になってしまうので、毎日のケアが大切です。
洗浄力の強いシャンプーを使っていると、髪に必要な水分や油分も洗い落としてしまいます。
シャンプーは洗浄力の優しいアミノ酸系の洗浄剤が主成分のものを使いましょう。
シャンプーの後はトリートメントでしっかり保湿し、髪の水分や油分を補ってあげます。
ドライヤー前にはヘアオイルなどのアウトバストリートメントも活用しましょう。
毛髪保護成分がドライヤーの熱から髪を保護してくれ、髪の水分の蒸発も防いでくれます。
頭皮環境を整える
毛穴の変形により、うねり毛が生まれてアホ毛になってしまうパターンには、頭皮環境の改善が必要です。
年齢を重ねていくと、お顔と同様に頭皮もたるんできます。
改善策として、頭皮のマッサージを行いましょう。
頭皮を指の腹で上に向かって引き上げてあげるイメージで、円を描くように行いましょう。
毛穴の詰まりもうねり毛の原因になりますので、シャンプーをする際に頭皮マッサージを行うことで『頭皮の引き上げ効果』と『毛穴の洗浄』を行うことができます。
また、日常生活も髪に大きな影響を与えるので、食事や睡眠に気をつけ、適度な運動も行うとより効果的です。
ドライヤーを使ってアホ毛を抑える
髪を乾かす際に、ドライヤーでアホ毛を抑えることもできます。
ある程度髪全体を乾かしたら、上からドライヤーの風を当てて、ドライヤーと逆の手を使ってアホ毛を抑えましょう。
手でアホ毛を抑えたまま、ドライヤーの温風を数秒間当てた後にそのまま冷風に切り替えてください。
髪は温度が上がり、そして冷めた瞬間に形が作られる性質を持ちます。
その性質を活かして、手で抑えた形を固定することでアホ毛を抑える方法です。
夜に髪を乾かすときはもちろん、朝のスタイリング時に乾いた髪にやるのも効果がありますので、ぜひお試しください。
ワックスやスプレーを使ってアホ毛を抑える
スタイリング剤の力を使ってアホ毛を抑える方法です。
最近では、アホ毛対策用にスティック状やマスカラ状のワックスやオイルも販売されています。
そのスタイリング剤をアホ毛に直接つけるだけなので、とても簡単にアホ毛を抑えることが可能です。
また、くしの歯の部分にヘアスプレーをふりかけ、アホ毛部分をとかすことでアホ毛を抑えることもできます。
こちらの方法でも簡単にアホ毛を抑えることができますよ。
まとめ
どんなに可愛く髪型が決まっても、アホ毛を発見してしまうと気になって仕方ないですよね。
・アホ毛の原因は様々ですが、根本的な解決には『ヘアケアや頭皮環境の改善』
・アホ毛を見つけてしまった時の対処法として『ワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使う』
これ以上アホ毛を増やさないためにも日々のケアに気を配り、ぜひスタイリングも実践してみてください!