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【ヘアカラーをキレイに保つ】美容師が教える色持ちを良くするケア方法

ヘアカラーをすると髪だけでなく気持ちも明るくなりますよね。

最近ではヘアカラーをしている方が多いのではないでしょうか。

お出かけやイベントの前には可愛くカラーチェンジしたい方も多いと思います。

でもヘアカラーをしていると切っても切れない悩みの1つが色落ち問題です。

せっかくヘアカラーするなら、なるべく良い色を長くキープしたいですよね。

そんなお悩みを解消するために、今回は『ヘアカラーの色持ちを良くする方法』をご紹介していきます。

こんな方にオススメ!

  • ヘアカラーの色持ちを良くしたい!
  • 可愛いヘアカラーを楽しみたい!
  • ヘアカラーのダメージを抑えたい!
  • 褪色をさせてしまう原因を知りたい!
目次

髪が染まる仕組みと色落ち

ヘアカラーの大きな悩みの1つとして色落ちがあると思いますが、まずは髪が染まる仕組みを見ていきましょう。

ヘアカラーで髪が染まる仕組み

髪がもともと持っている色素を脱色し、カラー剤の染料を髪内部にくっつけることで発色させることがヘアカラーの仕組みです。

弱酸性の髪に対しアルカリ性のカラー剤を塗ることで膨潤といったキューティクルを開く反応が起き、カラー剤が内部に浸透します。

浸透したカラー剤が髪のメラニン色素を分解し、染料を定着させることで髪を明るくしたり、色を入れたりすることができるのです。

ヘアカラーの色落ち

ヘアカラーの色落ちは、髪に定着した染料が髪の外部に流れることが原因です。

日々のシャンプーなどでキューティクルが開き、シャンプーやお湯と一緒にカラー剤の色素が髪から流れていきます。

色落ちのスピードは染めた色の明るさや髪のダメージによって変わってきますが、約1ヶ月半〜2ヶ月程度と考えて良いでしょう。

ヘアカラーを長持ちさせる方法

ヘアカラーを長持ちさせるには、日頃のケアや美容室でのオーダーを工夫することが大切です。

日々のケアは自宅で簡単にできることですので、ぜひ日常に取り入れてみてください。

シャンプー&トリートメントでカラーケア

ヘアカラーを長持ちさせるためにはシャンプーとトリートメントが基本になってきます。

どんなものを使えばカラーケアできるのかチェックしていきましょう。

アミノ酸系の優しいシャンプーを使う

シャンプーの時にヘアカラーが抜けてしまうというのは紛れもない事実です。

髪が濡れたときにキューティクルが開き、シャンプーの洗浄剤によって髪内部のヘアカラーの色素も一緒に洗い流してしまいます。

この時の洗浄剤の強さによってヘアカラーの抜けてしまう量は大きく変わるので、シャンプーは洗浄力の優しいアミノ酸系のシャンプーを使うようにしましょう。

詳しいシャンプーの選び方をもっと知りたい方はこちら

【市販シャンプーとサロンシャンプー】美容師がシャンプーの選び方を詳しく解説

カラーシャンプーを使う

ヘアカラーの色持ちを良くするのに、カラーシャンプーを使用するのも良いケア方法です。

カラーシャンプーとは紫やピンクなどの色素が入ったシャンプーで、現在はその色味の種類も多数販売されています。

ハイトーンのヘアカラーであれば、黄色く褪色するのを防いでくれる紫シャンプー

暖色系のヘアカラーの持ちを良くしたければピンクシャンプー

寒色系のヘアカラーの持ちを良くしたければアッシュシャンプーといった自分のヘアカラーにマッチした色素を選んで使用しましょう。

トリートメントでしっかり栄養を補う

キューティクルが開くことで髪内部のヘアカラーが抜けてしまうので、しっかりとキューティクルや内部のケアをしなければなりません。

それにはトリートメントでしっかりケアしてあげることが有効です。

髪内部のタンパク質をしっかり与え、キューティクルを補修することで、髪内部にヘアカラーの色素を留めることができます。

ドライヤーやアイロンは温度に気をつけよう

髪はドライヤーでしっかり乾かす

髪は濡れているときにキューティクルが開く性質があり、キューティクルが開いているとヘアカラーの褪色につながります。

髪を洗ったら濡れたまま放置せず、ドライヤーでしっかり乾かしましょう

また、濡れている髪は約70℃ほどでダメージしてしまうので、ドライヤーの温度にも注意が必要です。

ドライヤーは温度が低く、風量の多い製品を使いましょう。

風量が多ければドライヤーをかける時間も短縮でき、ドライヤーによる熱ダメージも軽減することができます。

美容師オススメのドライヤーはこちらで紹介しています!

【髪を乾かすのが楽しみに!】美容師がオススメするドライヤー3選!

アイロンの温度は低めの設定で

スタイリング時にアイロンを使用する方は設定温度に気を付けてください。

乾いた髪は約154℃でダメージすると言われ、アッシュなどの寒色系のヘアカラーは特に熱に弱く、180℃設定のアイロンの熱であれば簡単に色が飛んでしまいます。

低すぎる温度でも逆にスタイリングがしにくく、何度もアイロンをかける羽目になってしまうので、アイロンの設定温度は150〜160℃がベターです。

間違っても濡れている髪にジュージュー言わせながらアイロンをかけるのは絶対にやめましょうね。

ほとんどの人が知らない『正しいアイロンの使い方』

【ヘアアイロンの真実!】正しいヘアアイロンの使い方を現役美容師が教えます!

美容室でのオーダーを工夫する

ブリーチをしない

ブリーチをすると通常のヘアカラーでは出せない色味を表現することが可能ですが、デメリットとして褪色するスピードが何倍も早いという点です。

ブリーチをしたヘアカラーは、どんなに頑張ってケアをしていても3週間ほどで褪色、ケアを怠れば数日で色が抜け切ってしまいます

透明感が欲しい方やグッとトーンを明るくしたい方も、通常のヘアカラーを数回重ねていけば、ある程度理想のヘアカラーに近づけることができるでしょう。

『色持ちを良くする』という観点であれば、ブリーチはしないほうがオススメです。

オーダーするときは少し暗めにしてもらう

カラー剤の色素は、『トーンが明るい=色素が薄い、トーンが暗い=色素が濃い』という作りをしています。

ヘアカラーをした直後にお出かけや何かのイベントがある、という場合でなければ予め少し暗めにオーダーしておくと良いでしょう。

理想の明るさよりも1〜2トーン暗くしておくだけでも、理想の明るさの状態を長くキープすることができますよ。

ブラウン系のナチュラルな色味をミックスする

ヘアカラーの色持ちを良くするには、ブラウンやベージュ系などのナチュラルな色味をミックスするという方法もオススメです。

ナチュラルな色味は寒色系などの色味と比べて、色素の大きさ的にも外部流出しにくい構造となっています。

また、褪色した際の色味の変化が小さいので視覚的にも色持ちの良さを感じることができるでしょう。

まとめ

ヘアカラーをしているとそれだけでおしゃれな雰囲気を作ることができ、気分も明るくなりますね。

色持ちを良くするケアやオーダー方法は、ヘアカラーを長く楽しむことに重要になってきます。

正しくケアして、可愛いヘアカラーを楽しみましょう!

 

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このサイトを運営している人

原宿や港区エリアでスタイリストとして経験を積み、全国屈指の美容師向けカットセミナー講師としても活動しました。
現在は山梨県に拠点を置き、美容師として山梨と恵比寿・代官山エリアを行き来しながら活動中。

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