髪が絡まる原因は『生まれつきの髪質』が影響することもあれば、『普段のヘアケア』が問題になっていることもあります。
絡まった髪を無理やりほどこうとすると、切れ毛などの原因にもなってしまうので気をつけてほどくようにしましょう。
今回は髪が絡まってしまう原因と予防策を美容師目線でご紹介します!
こんな方にオススメ!
- 髪が絡まりやすいのをどうにかしたい!
- 髪が絡まる原因を知りたい!
- 髪の絡まりによるダメージが心配!
- 絡まない髪になる方法を知りたい!
髪が絡まる4つの原因
髪が絡まる原因は主に4つあります。
髪質であったり日々のヘアケアであったりと様々ですが、自分の髪の絡まりの原因が何なのか探してみましょう。
細くて柔らかい髪質
髪質が細くて柔らかい、いわゆる猫っ毛の方は太い髪質の人と比べてコシがないため絡まりやすくなってしまいます。
生まれつきの髪質は変えることはなかなか難しいですが、ストレスや食生活によって髪が細くなってしまうこともあるので、生活習慣にも気を遣ってみましょう。
髪のダメージ
過度なカラーやブリーチ、パーマなどのケミカルなダメージに加え紫外線やドライヤーなどの熱ダメージなど髪がダメージする要因は様々です。
髪がダメージすると表面のキューティクルが開いてしまい、髪同士が引っかかりやすくなり絡まります。
キューティクルが開いている状態は『ささくれ』が起きているのと同じと考えるとわかりやすいかもしれません。
また、髪は熱に弱いので日々のスタイリングでのアイロンの温度などにも気をつけましょう。
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紫外線でのダメージもしっかり予防しよう!
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濡れたまま髪を放置する
髪は濡れると水膨潤と言って、キューティクルが開く性質があります。
そのまま自然乾燥してしまうとキューティクルが閉じきらず、ダメージ毛同様に髪同士が引っかかりやすくなり、絡まってしまうのです。
また、自然乾燥は髪の絡まりはもちろんダメージの原因に直結しますので、シャンプーの後はしっかりドライヤーで乾かしましょう。
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摩擦による絡まり
日常の中で最も多い髪の摩擦の1つは、髪を乾かす前のタオルドライではないでしょうか。
濡れている髪はキューティクルが開いていて髪同士がただでさえ引っかかりやすくなっている状態です。
その状態でゴシゴシと力強く髪を擦り合わせるように拭いてしまうと、絡まりの原因になってしまいます。
タオルドライはとても大事な工程ですが、雑にやってしまうとキューティクルが損傷してしまうので注意が必要です。
ポンポンと優しく頭皮と髪を拭く意識をしましょう。
正しいケアで髪の絡まりを防ごう
正しく髪をケアして、絡まりを予防しましょう。
今回は4つの予防対策と、髪が絡まってしまった時の正しい対処法をご紹介します。
トリートメントやオイルでしっかりと保湿する
シャンプーの後にトリートメントを使って髪に潤いを与えることで、ダメージ補修されて絡まりを防ぐことができます。
髪のダメージがひどい場合は、美容室で補修効果の高いトリートメントをするのもオススメです。
その場合は担当の美容師さんと髪の悩みや欲しい質感を相談して、どういったトリートメントをするか決めていきましょう。
また、ドライヤー前のヘアオイルも髪の絡まりを防ぐのに有効です。
ヘアオイルには髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぐと同時に、キューティクルを整え、髪をなめらかにしてくれる働きがあります。
髪にムラなくつけるために、手でつけたらクシで全体に馴染ませましょう。
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正しくドライヤーで髪を乾かす
濡れた髪をそのまま放置しているとキューティクルが開いたままになり、髪が絡まりやすくなりますので、しっかりとドライヤーを使って髪を乾かしましょう。
乾かすポイントとしては、まず根本をしっかり乾かすことです。
指で地肌を軽く擦りながら髪を振って乾かします。
濡れてくっついていた髪同士がパラパラになっていくのがわかると思いますが、それによりまず根本の絡まりがほぐれるのです。
中間〜毛先を乾かす時は、ボサボサに乾かしてしまうと絡まりの原因になりますので、丁寧に整えながら乾かします。
仕上げにブラシを軽く通すのも有効でしょう。
シルク製のナイトキャップを使う
寝るときにシルク製のナイトキャップを使用するのもとても有効です。
寝ている間の髪と枕の摩擦は、皆さんが思っているよりもダメージや髪の絡まりに影響します。
髪を乾かした段階ではサラサラにまとまっていたのに、朝起きたら絡まりまくってた…なんて経験はないでしょうか?
シルク製のナイトキャップを使うことで髪と枕との摩擦を抑え、ダメージや絡まりの予防ができます。
寝ている間にナイトキャップが外れてしまう、なんて方は枕カバーをシルク素材に替えてみてもいいかもしれません。
育毛剤で生えてくる髪にアプローチ
育毛剤を使って頭皮環境をよくし、太くて健康な髪を生やすのも1つの手段になります。
生えてくる髪にアプローチしていくので即効性はないですが、細くて柔らかい髪質の人には最も有効な手段と言えるでしょう。
頭皮に潤いを与え、血行促進効果もある製品もあるので、頭皮環境の改善も見込めます。
薄毛や抜け毛予防にもつながるので、細くて柔らかい髪質の方以外でも頭皮環境を改善することはオススメです。
髪が絡まってしまった時の対処法
髪が絡まってしまった時は落ち着いて毛先の方からゆっくりとクシでほどいていきましょう。
絡まっている箇所の上から無理矢理とかすと切れ毛や枝毛などのダメージにつながってしまうのでNGです。
また、髪が絡まったままシャンプーするのも絡まりを悪化させてしまう恐れがあるので注意しましょう。
どうしてもほどけない場合は、トリートメントをしてからシャンプーするとほどけやすくなります。
その際はトリートメントをつけて優しくクシでとかすこともお忘れなく。
まとめ
髪の絡まりの多くはダメージであったり、髪の扱いによって生じます。
絡まった髪は無理にとかしたり、または放置してもダメージにつながってしまうので、優しく扱うことが大切です。
髪が絡まってしまうのには必ず原因となるものがあるので、絡まりやすい髪質だからと諦めず、日々のヘアケアを振り返ってみましょう!