クセ毛さんの悩みの一つとして『髪が傷んで見える』というのがあるのではないでしょうか?
「ちゃんとケアしてるのにパサパサに見える…」「あまりダメージするようなことしてないのにどうして?」
と原因も対策もわからないまま過ごすなんて悲しいですよね。
今回はそんなクセ毛さんも、髪を綺麗に見せる方法を現役美容師がご紹介します!
こんな方にオススメ!
- クセ毛でパサパサに見えるのが悩み!
- ツヤのあるキレイな髪になりたい!
- ヘアケアを頑張っているけど傷んで見える、その理由を知りたい!
クセ毛が傷んで見える理由
クセ毛はなぜ傷んで見えるのか?という疑問ですが、それは髪のうねりに原因があります。
先天的なクセ毛の場合の多くは毛穴がいびつな形をしていて、髪が生えるときに髪の水分量が不均一になってしまうのです。
そのため、『うねり』としてクセ毛になるのですが、クセ毛はその毛穴の形同様にいびつな形をしています。
そこに光が当たると、1本1本光の反射が揃う直毛と違い、クセ毛はいろんな方向に光が乱反射するのです。
その結果、光の反射が不均一になりクセ毛はツヤがないように見えるんですね。
ではそのクセ毛を綺麗に見せる方法にはどんなものがあるでしょう?
ストレートアイロンをかける
クセ毛にツヤを与えて綺麗に見せるにはストレートアイロンで真っ直ぐにするのが最もポピュラーな方法です。
水分量の不均一なクセ毛に対し、ストレートアイロンの熱を使い水分量を一定にすることで光の反射が均一になり、髪にツヤが生まれます。
ポイントは毛束を細かく分けてストレートアイロンをかけること。
分厚く取りすぎると毛束の中の方に熱が通り切らず、しっかりクセを伸ばせません。
注意点としては、ストレートアイロンを入れたときにギュッと強く挟んだり引っ張ったりしないことです。
熱焼けといってキューティクルにダメージを与えてしまい、パサついてしまいます。
また、高すぎる温度もダメージの原因になってしまいますので温度設定は高くても180℃までにしましょう。
クセの弱い方や細毛の方は150〜160℃を目安で大丈夫です。
焦らずゆっくり、優しく髪に熱を与えるイメージでアイロンをかけてください。
縮毛矯正をかける
クセが強く、ストレートアイロンをかけるのが苦手という方は美容室で縮毛矯正をかけるのも1つの方法です。
縮毛矯正は1度かけた部分は基本的に半永久的にストレートなので、梅雨などの湿度の高い時期などにもオススメ。
但し、縮毛矯正をかけるとブリーチやパーマなどの他の技術に制限がかかることや、現在ダメージが著しい髪には施術できないなどのデメリットもあるので注意が必要です。
担当の美容師さんとしっかり相談しながら行うかどうか決めましょう。
クセを活かしたスタイリングをする
クセが弱い方やパーマ風に動かせる髪質の方はクセを活かしつつスタイリングをするのもオススメです。
ツヤを出すポイントとしてはウェットな質感にできるスタイリング剤を使いましょう。
ショートやメンズの方だったらバームやグリース、ロングの方だったらオイルをメインにスタイリングするとうまくツヤを表現しつつクセを動かしやすくなります。
オイルを使う場合は『トリートメント用』ではなく『スタイリング用』のオイルを使用してください。
『トリートメント用』を使ってしまうと髪に浸透したり馴染んでしまったりするのでウェット系のスタイリングには不向きです。
トリートメント用とスタイリング用のオイルの違いとは!?
スタイリングの仕方は、半乾きの状態で髪を握るようにしてスタイリング剤をもみ込みます。中間〜毛先につくように意識してスタイリングしてみてください。
『乾かし方』でクセやうねりを抑える
ストレートアイロンをかけるにしろ、クセを活かしたスタイリングをするにしろ、ドライヤーのかけ方1つでその後のスタイリングが楽になります。
正しい手順でちゃんと乾かすとキューティクルが引き締まり、ツヤ感もアップすることが可能です。
根本を完全に乾かす
地肌をこすって髪を振ったり根元に風を入れ、頭皮全体の水分を飛ばします。毛量の多い襟足部分は特に念入りに。
毛束と毛束の間に空気を入れ込むイメージで乾かすとうまくいきやすいです。
中間〜毛先をハンドブロー
根元が乾いたら中間〜毛先を乾かします。
ある程度水分が飛んできたら指と指の間に毛束を挟んで引っ張るようにして風を当てましょう。
このときに上から下に向かって風を当てていくとキューティクルが整い、ツヤが出やすくなります。
冷風を当てて形状記憶
仕上げにドライヤーを冷風に切り替えて髪全体に風を当てましょう。
髪は温まり、冷えたタイミングで形が固定されるので、最後に冷風を当ててあげるとハンドブローした形が維持されやすくなります。
まとめ
『髪を綺麗に見せたい!』という気持ちは女性なら誰しもが思っているのではないでしょうか?
綺麗に見えやすい髪、見えにくい髪。
どんな髪質だとしても『綺麗に見せる方法』は必ずあります。
クセ毛だからツヤ髪になるなんて無理…なんて諦めず、今回ご紹介した方法をぜひ取り入れてみてください。